大田・目黒・品川合同で再開発問題について情報共有しました。~市民と共に進むまちづくりに向けた条例制定の必要性~
これまでも、区内の再開発事業の手続きに非常に問題があり、混乱が起きていることをHPでお知らせしてきました。
品川区内各地で起きている再開発の問題点と、地域住民ができる対策 ~私権を奪われない、市民と共にすすむまちづくりを目指そう!~
【武蔵小山】小山3丁目再開発 「都民の意見を聴く会」に公述人として参加しました。
【武蔵小山・パルム商店街再開発】「不安や疑問が解消されないまま、都市計画手続きに進めないで欲しい」と求める請願に、賛成討論しました。
武蔵小山駅周辺再開発の説明会が開催されます。パルム商店街が超高層ビルに挟まれる⁈
再開発問題に悩む大田区・目黒区の方がたまたま私のHPに辿り着き、
3区合同で再開発問題について情報共有することになり、私は品川区の再開発事情について発言することになりました。
品川区の状況を伝えるにあたり、大田区、目黒区と品川区の比較も必要だと考え、再開発に関する3区の状況を確認しました。
【品川区には”まちづくり条例”が無い】
生活者ネットワークはこれまでも、自治基本条例や、議会基本条例をはじめ、子どもの権利条例・障がい者権利条例(or障がい者差別禁止条例)・ケアラー支援条例・ジェンダー平等条例…等々、自治体に必要な条例の制定を主張してきました。
(2023年4月に”ジェンダー平等と性の多様性を尊重し合う社会を実現するための条例”が施行されました。歓迎します!)
これまでも伝えてきましたが、再開発当該地域の地権者にも十分な説明や情報開示が無いというとんでもない再開発事業が進む品川区ですが、目黒区、大田区のようなまちづくり条例が制定されていません。
また、区内全てのブロックで超高層化の再開発事業が進められているのは3区の中で品川区だけです。
*品川区のまちづくりに関しては以下をご参照ください。
①品川区まちづくりマスタープラン冊子PDF ②しながわのまちづくり冊子PDF
目黒区には、目黒区地域街づくり条例。
大田区では、地域力を生かした大田区まちづくり条例があり、まちづくり事業の市民参画の仕組みができています。
この会に参加されていた目黒区、大田区の方はそれぞれの区のまちづくりの進め方に納得していませんし、確かに、課題点もありました。
しかし、例えば、大田区の下丸子駅周辺地区グランドデザイン策定に向けたまちづくり検討会に区民公募委員の募集があることについては画期的だと思ってしまいました。
なぜならば、私が在職していた限りでは、品川区では各地域の再開発・まちづくりに策定委員会というものはありませんでした。
区民公募があったのは新庁舎整備に関する策定委員会と、旧荏原第四中学校跡地活用方針でのみでした。
以上の状況も踏まえ、品川区の再開発事業を改めて市民参画の視点から見つめなおし、
”市民と共に進むまちづくりに転換できるようルールを定める”という意味で、”品川区まちづくり条例”の制定が必要だと考えます。
皆さまのご意見を品川・生活者ネットワーク、田中さやかにお寄せください。