【武蔵小山】小山3丁目再開発 「都民の意見を聴く会」に公述人として参加しました。

小山三丁目第1地区・第2地区市街地再開発事業について、事業者が提出した再開発による地域への環境影響を示した「環境影響評価書案」と、「環境影響評価書案に係る見解書」について、市民が意見を述べることができる「都民の声を聴く会」に、第1地区と第2地区両事業の公述人として参加しました。

小山三丁目第1地区 環境影響評価書案はこちらから確認ができます。
小山三丁目第2地区 環境影響評価書案はこちらから確認ができます。

第1地区の公述人は私を含め6人。第2地区は5人でした。参加した公述人全員が、再開発事業に対し見直しを求める主張でした。

その理由として挙げられていたのは、地権者や地域住民への説明・資料提供不足など、再開発準備組合の不適切な姿勢を指摘するもの。

環境影響として、すでに駅前再開発で起きているビル風の被害が解消されていない中で、さらに超高層化の再開発を進めることはビル風が発生するリスクを高めること。

そして、日影の悪影響については、新たに超高層ビルを建てることにより、すでにある駅前再開発ビルの影と併せると午前中に都立小山台高校に日が全く当たらなくなり、近隣の子どもの施設にも、日影の影響が発生することなどが挙げられ、

「地域住民の日常生活を困難にし、さらに子どもの成長を妨げる再開発は認められない。」と懸念する声があがりました。

また、「都民の声を聴く会」の前に開催された「東京都都市計画審議会」では、通学路を工事車両が行き交う危険性や、道路の狭さが専門家の委員から指摘されていましたが、事業者は具体的な対策を述べることはありませんでした。

再開発では、地域の課題解決が謳われていますが、
事業が進むことにより地域のリスクが増すことは明らかです。超高層化の再開発は進めるべきではありません。

「都民の声を聴く会」終了後、公述人や傍聴に来ていた地域住民と共に、武蔵小山駅前で報告街宣を行いました。

この時にも「再開発計画が進んでいるなんて知らなかった!!」と、チラシを求める地域住民の姿がありました。

地域住民への十分な説明や資料提供は、まちづくり・再開発の基本です。
それができていない現状のまちづくり再開発は再考すべきです。

小山三丁目第1 見解書 意見陳述(Word)

小山三丁目第2 見解書 意見陳述(Word)