荏原地区に子どもの居場所と寺子屋をつくろう!②~品川区から子ども若者が希望を持てる社会へ変えよう!④~

【教育格差が起きている品川区】
不適切指導の記事の中で、義務教育である区立学校の教育で、基礎学力をつけられない子どもの状況があることを報告しました。
ほとんどの先生が子どもに寄りそい、子どもが学ぶことを楽しめるようサポートをしてくれていると思うのですが、残念ながら子どもからの「分からないから、教えてほしい。」という声に背を向け、見放し、
分かる子に合わせて授業を進めてしまう区立学校の状況について、生活者ネットワークには度々声が届いています。

「子どもたちが基礎的な学びを学ぶために塾に通っている。品川区の教育現場はどうなっているのか?」
「本来であれば、学校で学ぶ基礎を塾で教えている。塾に通っている子はフォローできるが、塾に通っていない品川区の子どもたちが心配だ。」
「品川区の教育が、進学塾化していることが課題などから読み取れる。子どもが大変な想いをしているのではないか?」
このような不安な声は、地域で塾講師等を行っている方たちから寄せられています。

”品川区の教育は先進的だ”とこれまで言われてきましたが、本当にそうなのでしょうか?
不登校数が増えていることにも、併せて注視しなければなりません。

【子どもの居場所と、寺子屋(無料塾)をつくりたい!】
子どもが安心して基礎学力をつけることができる学校づくりをめざしたい。
そして、地域にも子どもの居場所となり、子どもの「分からない!」に一緒に考え、寄りそえる寺子屋(無料塾)を開設したい。

中学3年生の受験シーズンに入っても、学校で基礎を学ぶことができず、家庭状況から塾にも通うことができない。大人に勉強の相談ができずに悩む子どもの姿がありました。
品川の教育に共通の課題意識を持つ塾講師に相談し、緊急的な寺子屋を実施しました。

寺子屋を開催してから、勉強や受験に対する不安で暗い顔をしていた子どもが徐々に笑顔を取り戻し、
「勉強嫌だ。分からない。」という嘆きから、「楽しかった!!!」と言葉にも変化が現れた時には、大きな感動を得ました。

「学校だと、先生が教えてくれた後に”はい、やってみて”と言ってくる。それがプレッシャーで答えられなかった。ここでは講師が、”一緒にやってみよっか!”と言ってくれるから安心した。」という声が聞かれました。

また、緊急的な寺子屋を開始してから、寺子屋を必要とする子どもが他にも多くいたことが分かりました。
全ての子どものフォローができなかったことが非常に悔やまれます。

この件からも、地域に常設型の寺子屋が必要性を感じています。
そして、教育現場の改善も引き続き求めていくことも必要だと強く思いました。

品川区の荏原地域にはこどもの居場所が必要です。
緑道公園を子どもたちの居場所に活用できないか?
荏原地区、特に西小山地域に子どもの居場所や寺子屋をつくれないか?
子どもや保護者、子どもに関わる大人たちからも求められています。
実現に向け考えており、品川区にも相談しているところです。

みなさまもアイデアがありましたら是非、ご提案をお届けください!→田中さやか問い合わせフォーム

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