個人情報を開示したくない権利が保障される品川区になるように~品川区では15歳になる子どもに自衛隊募集の通知が届きます。~

    品川区の2025年度の事務事業概要が公開されています。
    自衛隊募集事業について記載がありますのでご確認ください。

    🔳品川区では、15歳になるタイミングで自衛官募集案内が送付されます。
    品川区では、防衛省の自衛隊員募集事務として自衛官募集のために
    “自衛官及び自衛官候補生の募集のため、必要な募集対象者情報の提出”
    ”必要な募集対象者情報(抽出閲覧)の場”を提供しています。

    これにより、中学生が進路を決める15歳になるタイミングに合わせて自衛官募集の案内が送付されています。

    🔳子どもの個人情報の提供を拒否する場合には、「除外申請」の手続きが必要。
    他自治体では、自衛隊へ子どもの個人情報の提供を望まない人に向けて、「除外申請」の手続きが必要であることを公式HPで告知していたり、
    インターネットから除外申請をできるようにしています。
    しかし、品川区ではそのような周知やインターネット手続きは用意されていません。

    そもそも、15歳になるタイミングで子どもの個人情報が自衛隊に渡る。…という情報自体が子どもや保護者に届いていません。
    そのため、突然届く自衛隊からの募集案内に驚く声が生活者ネットワークに届きます。

    品川区として、自衛隊への情報提供がある旨を子どもと保護者に事前に告知することや、
    個人情報の提供をしたくない人向けに除外申請方法も併せて周知する必要があると私は考えます。

    🔳自衛隊へ個人情報の提供を望まない人のための手続きが、品川区には無い。
    現状では、品川区では”自衛隊に子どもの情報が届かないようにすることはできない”としています。
    (*住民基本台帳の開示拒否ができるDV・ストーカー・児童虐待の被害者は可能です。)
    理由は、自衛官等募集事務は法定受託事務であり、自衛隊法や住民基本台帳法に基づいた手続きであることをあげています。
    2021年(令和3年)2月5日には、”自衛官又は自衛官候補生の募集事務に関する資料の提出について(通知)”が防衛省と総務省の連名で通知されています。

    個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律)第69条第1項(行政機関の長等は、法令に基づく場合を除き、利用目的以外の目的のために保有個人情報を自ら利用し、又は提供してはならない。)も根拠となっているそうです。

    しかし、他自治体では「除外申請の手続き」を設け、自衛隊に自己の個人情報の提供を望まない方に対する対応をしています。
    品川区でも、個人情報の開示を拒否する権利を保障すべきであり、除外申請の手続きができるように改善が求められます。

    🔳すでに自衛隊に個人情報が渡っている
    15歳以上の子どもの個人情報の除外申請方法はあります。

    品川区防災まちづくり部防災課」のなかにある「計画担当」にお電話でご相談ください。
    【連絡先】計画担当:03-5742-6695/03-5742-6697(国民保護)

    「子どもの名前」「生年月日」「ご住所」を伝え、その情報を計画担当から、自衛隊へ伝え除外をするよう求める。
    …という手続きで除外されるとのことです。

    現在は、品川区内の15歳になる子どものみを対象に自衛隊募集の通知がされていますが、
    今後、他自治体のように高校卒業時期の18歳や、大学卒業の22歳のタイミングで通知が届く可能性もあります。

    品川区には引き続き、個人情報保護について重視してほしいと求めていきます。
    1⃣15歳になる子どもの個人情報の提供がされてしまうこと。
    2⃣個人情報の開示を望まない人のための制度を設けること。

    …この2点の周知徹底を求めていきます。

    また、「同意のない個人情報の提供はやめて欲しい。個人情報を開示したくない権利を保障・尊重して欲しい!」と、一人ひとりが声を上げることも重要です。

    皆さんの声を、お聴かせください。

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    【補足】担当課によると、2014年(平成26年)ころから自衛隊募集通知が送付されるようになったとのこと。
    自衛隊五反田募集案内所は閉鎖され、現在は大田出張所が品川区の担当となっている。