荏原地区に子どもの居場所と寺子屋をつくろう!①~品川区から子ども若者が希望を持てる社会へ変えよう!④~
品川区には、NPO法人が運営するプレーパークなど子どもの居場所がありますが、地域に偏りがあります。
荏原地域には残念ながら子どもの居場所が少なく、長年の地域課題となっています。
例えば、小山小学校からは児童センターとの距離があり、以前は小学校に児童センターの情報も入らなかったため、児童センターを”乳幼児が遊ぶところ”と勘違いしている子どもの姿が過去にはありました。
(2020年からようやく、児童センターの情報が子どもたちに共有されるようになりました。その時の記事はこちら)
図書館も遠く、地域の公園は小規模なものばかりですので少し大きくなった子ども(小学3年生~)たちの遊ぶ場所や居場所は限られています。
【緑道公園を活用した多世代交流】
昔、目蒲線が通っていた武蔵小山緑道公園は、地域住民のお散歩コース。そして憩いの場でもあります。
最近では近隣の公園が改装工事に入ったために、緑道公園で遊ぶ子どもが増えました。
「子どもたちの遊ぶ姿を見ると元気をもらえるわ!」と、90代になる女性が笑顔で子どもたちを見つめる姿がありました。
遊んでいた子ども(8歳)と女性の会話が始まり、戦争体験の話に発展しました。
女性「私は戦争体験者だから、絶対に戦争はしたくないの。また起こるかもと思うと本当に嫌よ。自分はもう死ぬからいいけど、子どもたちのことを考えるとね…。」
子ども「今、世界では戦争が起きているけど、日本は憲法があるから侵略されることとかはないでしょ??」
女性「そんなことないのよ?いつでもそういう事が起きるかもしれないという危機感を持っておくことが必要なの。戦争をしないと決めた憲法を今、変えようという動きもあるし、本当に気を付けなきゃいけないよ?”戦争は絶対にダメ!”って、みんなで言い続けることが大事なのよ。」
子ども「えーやば!!」…この後も、2人の会話は続いていました。
多世代交流ができる場所は、改めて重要だと感じた一幕でした。
(後半に続きます。→荏原地区に子どもの居場所と寺子屋をつくろう!②~品川区から子ども若者が希望を持てる社会へ変えよう!④~)
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