品川区立全学校で”Jアラート・弾道ミサイル発射情報に対応するための避難訓練”が実施される?!

秋晴れの空。空は世界と繋がっています。世界の人々が見上げる空が、ミサイルなどに覆われることの無いように。 対話を広げて世界から戦争をなくしていこう!

この国は、戦争に突き進み多くの市民を失った過去の過ちをまた繰り返すのでしょうか?

品川区教育委員会は文科省からの通知を根拠に、2023年度から全公立学校に向けて「Jアラート・弾道ミサイル発射」を想定した避難訓練を始めています。
文部科学省×学校安全
Jアラートによる情報伝達と学校における避難行動(例)
北朝鮮による弾道ミサイル発射に係る対応について (2017年9月8日)

2017年の通知では「留意事項」として「保護者、児童生徒等を必要以上に不安にさせることがないよう十分配慮すること」と記されていますが、≪避難訓練そのものが子どもや保護者を不安にさせており、差別や分断を生むきっかけに繋がるのではないか?≫といった声が生活者ネットワークに届いています。

世界では、何十年も戦争が続いている地域があります。
さらに新たな戦争も起き、日本にも悲惨な戦争の状況が報道され、子どもも大人も不安になっている中で、ミサイルを想定した避難訓練は更なる恐怖心を生み出します。

実際に、弾道ミサイル発射を想定した避難訓練をした子どもは、「弾道ミサイルは本当に着弾するの?」と不安がる意見がありました。
ほかには、「防災頭巾をかぶって窓から離れたところでうずくまったけど、ミサイルが来た時にこんな余裕ある?」「子どもは防災頭巾で、先生たちはヘルメットで不公平」などの声が聞かれました。

本来であれば国は、子どもたちに不安を与えるような避難訓練ではなく、戦争をしないための外交努力をすべきです。
また、過去の戦争をみても政治による教育への介入は非常に危険だと考えます。

さらに、地方自治体や教育委員会は、国とは独立した機関として、子どもの最善の利益を保障するために自治体・教育委員会としての判断をすべきと考えます。

子ども・若者が希望を持てる未来を創ることこそが、私たち大人の役割です。
皆さんのご意見をお聞かせください。ご意見等はこちらへ!

田中さやか

 

 

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