【区民置き去りの国交省訪問:第2弾】羽田議連からの申し入れで、議会への説明機会を獲得!

羽田新飛行ルート問題は、市民生活に重大な支障を与え続けています。
この問題解消には、羽田新飛行ルートの撤回・中止しかありません。


そのような中で12月1日に森澤区長は、区民や区議会への説明責任も果たさずに区民アンケート結果を持って国交省訪問。
この問題については前回のHP、”区民置き去りの区長の国交省訪問。羽田新飛行ルートによる被害軽減は”ルート撤回”でしかできない!”で、報告をしています。

その後、品川区議会で動きがあったので、報告をいたします。

■議会軽視は、区民軽視!
議会へ説明をするよう申入れを行った。
区長の突然の国交省訪問は、主権者区民を置き去りにし、区民の代表である区議会にも十分な説明がなく行われました。
議会軽視ともとれる今回の事態に対して、羽田問題議員連盟しながわ(以下、羽田議連)は区に説明を求める要望書を提出することを決定し、12月4日正午に要望書を提出しました。

@12月4日(月)
(午後)羽田議連として、渡辺ゆういち品川区議会議長へ「区長に説明を求める要望書」を提出。

要望の内容
区長は、12月1日斉藤国土交通大臣に区民アンケート結果(羽田新飛行ルート部分)を議会、区民に報告せず、報告した。早急に議会及び区議会議員(議運ではなく、全区議会議員対象)に報告するよう要求する。
議会、区民に対しアンケート結果を報告せず、国土交通大臣に説明することを決めた理由、および、国土交通大臣に対して要請した区民アンケート結果から得られた区長の見解についての説明を求む。

@12月5日(火)
(午前)議会運営委員会開催。
議長から、「区長部局と、羽田新飛行ルートのアンケート結果について、全議員を対象に説明の場を設けることを調整中」と、報告がされる。
その際に、前日(12月4日)に羽田議連から提出があった「区長に説明を求める要望書」については
議会運営委員会の中で報告はされていない。
しかし、羽田議連からの要望書を目にし、議長も共感し区へ調整を図ったのではないかと推測します。
説明の機会が確保されたことは前進です。

@12月7日(木)
品川区議会議長から、議会事務局を通して「羽田新飛行ルートに関する説明会」のお知らせが通知される。
【通知内容】品川区議会議員各位:品川区民アンケート速報版羽田新飛行ルート関連につきまして下記のとおり説明会を開催します。ご参加のほどよろしくお願いいたします。品川区議会議長 渡辺ゆういち
【日時】2023年12月15日(金)13:00~14:00
【会場】議会棟6階 第一委員会室

品川・生活者ネットワーク区議会議員吉田ゆみこは議長に対して、
議会への説明と共に市民への説明機会として、上記説明会を活用し傍聴を認めるよう申し入れを行いました。

 

2021年3月23日 元日本航空機長で航空評論家の杉江弘(すぎえひろし)さん(前列中央)から、国交省が進める「固定化回避検討会」について内容を解説していただいた。
前列一番左側が田中さやか、その隣が吉田ゆみこ

 

■「政争の具」とされる羽田新飛行ルート問題
残念ながら、区民に心身への悪影響を及ぼしている羽田新飛行ルート問題は、政争の具とされている一面があります。
「就任1年で区民アンケートを実施し、その結果を国交省に報告した」とする”区長の成果”の一つに使われてしまったことは、非常に残念です。

なにより、前区長の姿勢から何も変わりはなく、むしろ固定化回避検討会を容認したと取れる残念な要望です。

庁舎の上を通過する羽田新飛行ルートによる騒音等は、区民同様、庁舎で働く職員にも大きな負担となっています。
品川区として、羽田新飛行ルートの即時撤回・中止という方針転換をすることを強く求めます。

2023年2月23日 羽田新飛行ルートに反対する市民・市民団体と羽田問題議連しながわで羽田新ルート白紙撤回を求めるアピール活動を大井町駅で実施した(左:いながき孝子前区議・左2番目:吉田ゆみこ区議・左3番目:田中さやか前区議)

2023年2月23日大井町駅羽田新ルート白紙撤回を求めるアピール活動終了後に参加者の皆様と(中列左3人目が田中さやか)