緊急!6月8日(火) JR東海によるリニア中央新幹線 シールド工事についての説明会が開催されます。

JR東海のHPにはリニア中央新幹線の路線図が掲載されています。品川区の区間を切り取りました。 JR東海HP→ https://linear-chuo-shinkansen.jr-central.co.jp/plan/

生活者ネットワークは、リニア新幹線の計画が示された当初から着工に反対し中止を求めています。

○リニア新幹線の問題点
リニア新幹線は、大量のエネルギーを使い発生する電磁波も強く乗客や沿線住民の健康被害が無視できません。
環境破壊に繋がる可能性も指摘されています。
都内のリニア新幹線施設は、ほとんどが大深度地下を通ることになるため、特に地下水や土壌への影響が避けられません。

自然の宝庫である南アルプスを貫通する計画であるため
大井川流域の住民がJR東海を相手に工事差し止めを求める訴訟を起こしています。

運行上の安全性にも大きな課題があります。
新幹線に運転手は乗車しない遠隔操作であることや、地下トンネルから地上に抜ける非常口は5km間隔です。
もしもの事故が発生し、避難しなければならない場合にはトンネル内を延々と歩かなければ非常口までたどり着けません。
品川区で当てはめると、北品川4丁目の次の非常口は大田区雪谷一丁目となりとても避難ができる距離ではないと考えます。

また、東京都調布市では、東京外かく環状道路(東京外環)大深度地下工事の影響で道路陥没事故が起こったことが記憶に新しく、
リニア新幹線も同じ工法で行われることから、リニア新幹線ルート上にある品川区でも同様の危険性が想定されます。

市民生活に影響を及ぼし、環境破壊を起こす可能性が危惧されるリニア新幹線事業ですが、品川区は積極的に推進する立場です。
しかし、今回の説明会については区は、区民への周知は消極的です。

生活者ネットワークは、JR東海が開催するシールド工事に関する説明会は品川区民の生活にかかわることであり、積極的に説明会の開催を知らせるよう区へ強く要望しました。

シールドトンネルにおける安全性・安心等の取り組みについての説明会のお知らせ
日時:2021年6月8日(火)14:00~(開場13:30)
会場:きゅりあん8階大ホール(品川区東大井5-18-1)

説明内容:シールドトンネルにおける安全・安心等の取り組み など
定員:先着500名(感染予防のため通常定員の半分となっています。)
計画ルートは、区内では北品川4丁目から目黒川の地下を通って、戸越公園、中延、旗の台、そして大田区へと伸びています。

JR東海は品川区・大田区・世田谷区と広範な住民を説明会対象者としているため、是非、多くの方に関心を寄せていただきご参加いただきたいと思います。