間違った性への意識を変えていきたい

東京・生活者ネットワークの新春の集いにて(写真中央・田中)2019年1月29日中野サンプラザ

コンビニエンスストア大手のセブン‐イレブン・ジャパンとローソンは今月21日、国内の全店での成人向け雑誌の販売を8月末までに原則中止すると報道がありました。その翌日にはファミリーマートが同様の取り組みを公表しました。
報道によると、セブンでは2万店強のうち約1万5千店で販売しているが、8月末までに本部が販売を推奨することをやめ、加盟店で取り扱うかどうかは最終的に店のオーナーが決めるとされるが、成人誌はほぼなくなる見通しとのこと。女性や子ども、訪日外国人客らに配慮するとのことです。

この報道に際し、すぐに品川・生活者ネットワークに「報道を見たか」とご連絡をくださった方もいました。

以前にHPでも報告しましたが、品川・生活者ネットワークでは、2017年からコンビニエンスストアでの成人向け雑誌の陳列状況調査を、市民の方々と共に実施していました。

調査のきっかけは、区内にある都立高校近くのコンビニエンスストアで「JK奴隷」と大きく書かれた成人向け雑誌が店外に向け陳列されていたこと。さらに小学校低学年の子どもの目の高さであったことに気が付いたことです。

その調査結果を踏まえ、市民団体の集会で報告する機会もいただきました。また東京都の取り組みの聞き取り調査を行ったり、私が所属する区民委員会が有害図書関連を所管するため、この委員会の場でも区に子どもの目線に触れない陳列をする指導など行政にできることを提案してきました。
しかし、今回のセブンイレブンとローソン、ファミリーマートの判断は、調査に協力した市民の思いが届いた結果であり、とても喜ばしい一歩です。

日本社会に溢れる性描写は、世界では考えられない非常識なものであり、世界からはポルノ大国、しかも『児童ポルノ大国』とみられている日本の現実があります。日本の間違った性への意識を変えさせ、子どもや女性の権利と尊厳がおもんじられる日本社会への転換に力を尽くしたいと思います。
<たなか・さやか>