成人向け雑誌の陳列状況を調べています

仁藤夢乃さん(左)と私

6月30日にNPO法人まちぽっと、NPO法人高木仁三郎、公益社団法人難民起業サポートファンドが主催する「行き場を無くした少女の居場所-街を彷徨う若者と大人のつながり-」に参加しました。そこで女子高生を商品とするJK(女子高生)ビジネスについて女子高生サポートセンターColabo代表の仁藤夢乃さんのお話をうかがいました。

さまざまな理由で家に居場所がなくなっている子どもたちは、日中は過ごせる居場所を見つけられたとしても、夜になると行き場を無くす現実があります。人との関わりや居場所を求めて街にでた子どもたちは、信頼できる大人に出会えないまま、「衣食住を提供するよ」と商品としてこどもたちを扱う大人たちに優しく声を掛けられ「生きていくために」その言葉を信じついていき、売春や犯罪に追い込まれ搾取されている現実があると仁藤さんは言います。

子どもたちが徐々に性的サービスに従事させられていくJKビジネスは、性犯罪であり、私は人身売買と等しい行為だと思っています。こういうビジネスの規制が進む一方で、子どもたちの自己責任と非難する声もあることに違和感をおぼえます。

このようにJKビジネスが社会問題となり懸念していたところ、区内の公立高校の前のコンビニエンスストアでは、「JK(女子高生)奴隷」と表紙に大きく書かれた成人向け雑誌が目立つところに陳列されているのを見つけました。
コンビニエンスストアは多くの学生が利用し、店舗によっては何かあった時に子どもたちが逃げ込める場所としても知られています。そのような場所に子どもたちの目のつきやすいところに、成人向け雑誌が並んでいる状況は、社会が犯罪行為を容認しているかのように錯覚する子や、性の捉え方を間違えて認識してしまう子がいるのではないかと危惧します。

 

そこで生活者ネットワーク子ども部会では、コンビニエンスストアで販売されている成人向け雑誌の陳列状況を把握することが必要と考え調査を行っています。

調査結果は2018年1月21日の品川・生活者ネットワーク新年集会で報告する予定です。子どもたちの生活環境を整えるために、是非ご協力ください。

調査に関心のある方は、こちらのファイルから調査表をダウンロードし品川・生活者ネットワークまでお届けください。

成人向け雑誌陳列状況調査用紙はこちら

問合せ先  品川・生活者ネットワーク
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