児童見守りシステム「まもるっち」が新しくなります。その②
もう1点、先の予算委員会でも改善を求めた件について報告します。
それは、まもるっちの運用について、区教委・警察の指導とパンフレットの表記に違いがある点を是正することです。
登下校の際や外出中に子どもが危険を感じた時にまもるっちのブザースイッチを引っ張ると、品川区役所内にある「まもるっちセンター」に繋がり、通報内容によって生活安全サポート隊や近くの協力者に連絡が届き子どもの安全確保に繋げるというシステムです。
教育委員会と警察署では「不審者に遭ったら、まず逃げて、身の安全を守る」と指導しており、品川区の特別教科「市民科」の中でもそのように記載してあります。
一方でまもるっちを説明するパンフレットには、【児童が危険を感じた場合に「まもるっち」の防犯ブザースイッチを引っ張る】と明記され、不審者と思われる両腕が児童に伸び、児童がまもるっちを引っ張るようすがイラストで描かれています。
実際に利用する子どもたちに混乱を招くため、早急に改善をしてほしいと区へ求めましたが、所管の課長はKDDIで販売している他の機種にも用いているパンフレットとなっているため、「まもるっち」の使用方法とした記載ではないが、今後検討してみます。ということでした。
KDDIの製品を品川区が購入して区立小児童に配布していると言わんばかりです。これで、教育委員会が納得しているとしたら看過できません。
パンフレットの表記を「まずは逃げて、身の安全を確保する。身の安全を確保出来てから通報する」と、迅速に改善するよう区へ求めていきます。
子どもたちを取り巻く環境について、気になることがありましたら是非ご意見をお聞かせください。<たなか・さやか>