学校施設におけるブロック塀の調査結果

子どもたちと一緒に議会傍聴ツアーを実施。安心して学べる学校づくりをこれからも提案します。(2018.3.27第2庁舎)

梅雨前線の停滞による豪雨被害が、西日本を中心に広がり、死亡された方は24名にものぼると発表されています。亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。豪雨や土砂崩れなどで行方不明になられた皆さまの一刻も早い救出と被災された皆さまにお見舞い申し上げます。

このところの異常気象と思われる現象や各地で起こっている地震が本当に気がかりです。

6 月 18 日に発生した大阪府北部を震源とする地震で、学校のブロック塀の倒壊で小学生が犠牲になりました。1978年発生の宮城県沖地震でブロック塀の倒壊で多くの方が犠牲になり、対策がとられたはずですがその教訓が活かされなかったことは遺憾です。

品川区議会7月3日の総務委員会と文教委員会で、区有施設のブロック塀の緊急調査結果が報告されました。

調査は大阪府で犠牲になったお子さんの報道後、すぐに6月18日から20日に実施しています。

学校施設内では小学校31校、中学校9校、義務教育学校6校の対象校46校のうち、ブロック塀が設置されているのが8校ありました。

この8校のうち、年度当初より改修計画があった浅間台小学校は、既にブロック塀の取り壊しが終わり、フェンスをつける工事がこれから始まるということです。
またブロック塀の高さが2.2mを超え、かつ区道に面していた鈴ヶ森小学校は、7月1週目から工事に着手しています。

他に隣地境界にブロック塀があるのは6校で、異常は見られないものの必要に応じ、隣地と調整し、順次改修を計画し工事を実施していきます。

 

大阪府での倒壊事故後に速やかに調査をしたことは評価します。が、総務委員会の質疑の中でも調査方法が「現地で目視や触診、打診」ということで、この調査で良いのかという疑問の意見もあったそうです。大阪の学校でも、目視や打診の調査は行っていたようですから。

学校施設などは抜本的な対策としてブロック塀から生垣への変更を視野に検討すべきと考えます。

<たなか・さやか>