6月1日から分散登校で学校が再開されます。 新型コロナウイルス感染症

5月25日の週の分散登校では、新一年生の登下校について「可能な限りの保護者の送迎」が求められています。新一年生にとって初めての学校生活はイレギュラーな形でのスタートとなりました。子どもたちの不安にすぐに対応できる体制が求められます。画像は上の子の入学式の時のものです。

6月1日から分散登校という形での区立学校の再開が発表されました。

5月25日の週に1日、各学年の登校日を設け
6月1日から始まる分散登校に向けて子どもたちに説明を行うということです。
登校日に関しては、授業日ではないので参加は任意です。

また、5月20日~29日までの期間は、校庭と学校図書館の開放を再開するとのことです。(詳細はこちらからご確認ください。)
学校では、可能な限りの三密防止と、共有部分の消毒等を実施し感染防止に努めるとのことです。

学校再開を決定した根拠を確認
・都立学校の再開
・品川区内のここ1~2週間の一日の感染人数0~1人に抑えられ推移している。
…以上の2点の状況から、学校再開が決定されたということです。

また、区立図書館の再開については、現在のところ6月1日を目途としています。
区教委は「近隣区と調整を行い同時に再開をしていきたい。」と言います。その理由は、「再開した図書館に一気に人が押し寄せてしまうことを避けるため。」ということでした。

学校現場の体制は十分か?教員や、事業者の負担は?
今年2月の総務委員会で定数条例が改正され、その際に小中学校の用務員職が4人減となりました。
(生活者ネットワークは、用務員職の減は職員の負担に繋がること。用務員職の代わりに補完する民間事業者への役割の増大に不安感を抱き定数条例には反対
をしています。条例の賛否はこちらから確認できます。条例議案はこちらから確認できます。)

現在、学校の職員も感染症対策として在宅勤務を行いながら学校内での「三密」を避けるように調整を行っています。
そのような中で、授業の再開と消毒等の対応を学校内の体制でやり切れるのか?教員や民間事業者への負担に繋がるのではないか?と危惧をします。
再開した学校現場の状況は、今後確認が必要だと考えます。

学校再開後、再び休校になる場合の感染症状況の目安は?
現在も感染症は終息をしておらず、感染状況によっては再び休校はあり得ます。
区教委には具体的に、感染症がどのような状況になった時に学校が再び休校になるのかという指標を示すよう求めていきます。

学校の再開には不安と期待とそれぞれの声が聞こえてきます。
学校には細心の注意を払っていただく。そして、私たち保護者も、子どもと共に感染予防に努め、子どもの学校生活の再開を支えることができたらと考えます。

皆さまのご意見をお寄せください。

 

田中 さやか