休校中の学校図書館について。

新型コロナウイルスに関連した”子どもの居場所”についての報告、第2弾です。

新型コロナウイルスの影響により、品川区の公立学校、公立幼稚園が休校・休園となり、すまいるスクールを利用する以外の子どもが過ごす施設が閉鎖となっています。

児童センターや、冒険遊び場など、子どもが過ごせる施設が利用できなくなったと困惑する声が聞かれている中、
子どもの居場所を増やすことを求めて教育委員会に問い合わせをしたところ”学校図書館は平常通り開放される”ということです。

しかし、学校図書館が開放されるのは、図書司書のいる週2.5日で、利用できる対象も、”すまいるスクールに通う子どもが原則”ということです。

理由は、学校は休校中であるため、学校にいる子どもはすまいるスクールに通う子どもしかいないという前提であり、また、すまいるスクールにどれだけの子どもが集まるのか想定できておらず、すまいるスクールの教室が溢れてしまった場合の活用という側面も持つためとのことです。

学校は休校中で教室は空いているため、すまいるスクールに通う子どもが溢れた場合にはいくらでも対応ができますし、区教委もすまいるスクールの所管、子ども未来部と協議しながらすすめていくとのことなので、
新型コロナウイルスに警戒をしつつ、子どもの居場所としての学校図書館や学校機能を充実させることはできると考えます。

新型コロナウイルスによる休校により、追いつめられる子どもや保護者の姿が無いように、他自治体(例えばつくば市など)の取り組みをヒントに、柔軟な対応がされるよう引き続き区へ求めていきます。

予算特別委員会が3月3日(火)から始まりました。
新型コロナウイルスに対する区の取り組み状況については、進捗がありしだいご報告いたします。

田中 さやか

本を楽しむ子どもたち。互いにおすすめの本を回し読みしている様子。

本を読みながら調べもの。学校図書館が開くとなると、図書司書さんに本の相談ができる機会も増えます。子どもにとってとても貴重な時間です。