激変する「すまいるスクール」

(代々木公園)で。左から品川ネットの吉田ゆみこ区議、練馬ネット区議のきみがき圭子さんと田中さやか

すまいるスクールの運用が激変!!しかし当事者の声は聴かれていない!!

品川区議会第3回定例会が917日から始まります。条例議案を読んでビックリ!!小学生が学童クラブに代わり、利用している「品川区すまいるスクール」についての規則が変更という事なのですが、その変わり方に、そして進め方に多くの方から驚きの声があがっています。 

生活者ネットワークはすまいるスクールの運用について条例として明文化することを主張してきました。しかし一般に非公開の要綱で対応しているため、行政都合でいつの間にか微妙に運用が変化しているということが起こっていました。今回条例化するということですから一定評価します。しかしその内容の変更を含めて、事前の当事者意見が反映されていない事実がまた明らかになりました。品川の情報の公開の姿勢が問われます。 

現在のすまいるスクールでは、一年生から六年生が在学する小学校内にある、すまいるスクールを下校時から18時まで利用できるというものでした。

費用負担は以下の通りです。

〈登録費用〉1200円/年(2014年度) 
 (内訳)
   登録料 550
   放課後子ども教室補償制度費用保険掛金 650

(その他に希望者には〈勉強会参加費〉 週1回の学年は500円/月、週2回の学年は800円/月〈その他〉教材費として実費の必要な教室(講座)が掛かります。)

 しかし、今回の条例では、児童一人につき

①下校時から17時まで利用する場合 250円/月
②下校時から18時まで利用する場合 3000円/月
③下校時から19時まで利用する場合 4000円/月 

②は保護者の就労、疾病、その他の規則で定める適切な保護を受ける事の出来ない児童、③は②の利用で第一学年から第三学年までの児童のみ。 

利用料は大幅に値上がりをし、三年生以上の児童は17時以降には追い出されてしまう。

こんな大幅な変更がされる事を、私を含む多くの利用者は全く知らされませんでした…!!! 

利用者の方や、これから利用するという保護者の方へ急いで連絡をし、「この情報を知っていたか?変更内容についてどう感じるか?」の声を聞いたところ、20件あまりの声が、たった一日で集まりました。 

立場により、時間の延長や料金についての意見は分かれましたが、皆さんが一致して言われていたのは『いつの間にこんな話が決まっていたの??』『この情報はどこで見られるの?』『料金設定の根拠は?』という、区政の進め方や、決定に対する疑問でした。 

議案を読んでも、これらの答えは載っていません。どこでこんな規則になったのか?という過去の議会や委員会の議事録を見ても探し出せませんでした。

そしてなによりも、私たち議員には届いているこの議案の内容が、区民の方へ公開されていないと言う事が問題だと思います。(今区議会では議会改革検討会がスタートしています。私は情報発信分科会のメンバーです。区民のための区政であれば、当事者である区民にまず情報が提供されるべきと提案し働きかけていきます。) 

議案の詳細内容は、区民の方が知るべき情報で議員だけが持っている情報であってはおかしいはずです。なぜなら区民の方の生活に関わる事ですし、区民の方が議案の中身を読み、思う事を行政へ問い合わすことも必要ですし、市民の声を議員へ伝え、その声を私たち議員が行政へ届けることが私たち議員の大事な仕事の一つです。

市民の声、利用者の声を聞かずに当事者不在のまま、何事もなくいつの間にか条例変更されているなんて、本当に怖い事です。そんなことがあってはいけませんし、そんなことはさせません!! 

そこで、生活者ネットワークは緊急に、利用者・当事者の声を聞くアンケート調査をする事を決めました。是非アンケートのご協力をお願いいたします。 

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すまいるスクール緊急アンケートのお願い