【区立単独幼稚園の閉園問題)】保護者の運動の成果!伊藤幼稚園の閉園は1年延長に!文教委員会報告②
文教委員会報告① では、8月22日に急遽示された品川区立幼稚園(単独園)の閉園の問題と、説明や資料不足等に大きな課題がある品川区と品川区議会の状況について報告をしました。
9月16日の委員会後の21日に、公立幼稚園を所管する保育課から急遽、「区立伊藤幼稚園の閉園の件で、文教委員の皆様にお知らせしたいことがある」と連絡がありました。
翌日の22 日に保育課から説明を受けた内容は以下の通りです。
①2024年度での伊藤幼稚園閉園は1年先送り、2025年度にする。なので、2023年度の新4歳児は受け入れる。
②単独幼稚園(伊藤・浜川・城南)を閉園するという方向性は変わらない。
③浜川・城南の閉園時期は未定。状況を見て判断する。
伊藤幼稚園閉園の1年延長は、伊藤幼稚園を利用する保護者をはじめとした、区立単独幼稚園に通う保護者の運動の成果だと考えます。
今後の各単独幼稚園のあり方については、そこを利用している子どもや保護者、近隣住民等の十分な議論を重ねたうえで、それを反映させた政策決定が必要だと、生活者ネットワークは考えます。
また、今後二度と利用者を無視した品川区の強行的な政策決定がされることがよう、私たちはこれからも品川区を注視し続けることも重要です。
◎閉園に向けた手続きを示す根拠法、規定は存在した!!
品川区行政が繰り返した「区の方針が根拠」は誤り。失笑していた委員は熟考すべき。
前回の文教委員会報告① でも報告した通り、あまりにも区の閉園のすすめ方には課題があると思い、区に「閉園に向けた手続きの根拠」を聞きました。
しかし区は、何度聞いても「委員の質問の主旨が理解できない。区は、自治体として政策決定を下し、その根拠と言われても区の<閉園に向けた方針>しかない。」といった主旨の説明に留まりました。
閉園に向けたルールが整備されていないのであれば、今後も、区独断での急な閉園告知に悩み混乱する子どもや保護者が出てきてしまうということです。そのような事態は避けるために、ルール化する必要があります。
ですので、品川区の状況や説明を踏まえて文部科学省に確認をしました。すると、閉園に関する<法的根拠>が明確に示されたのです。
つまり、区が区議会で発した答弁には明らかな矛盾があったこと。それと同時に、区に同調して失笑した区議会の知的怠慢が明らかとなりました。
文部科学省の見解については、今後開催される決算特別委員会や一般質問等の機会で、区と区議会に伝えていきます。
市民の声が区政に届き、市民に開かれた品川区行政そして品川区議会に変えていこう!