聴覚障がいのある方に向けた配慮が一歩進みます!

大田区南久が原にある「昭和のくらし博物館」へ行きました。子どもたちも楽しみながら学べる工夫があり大満足に過ごせました。

「聴覚障がいは、見た目では分かりづらい障がいであるため、発災時では情報弱者に陥り、孤立しやすい。」

このような状況を皆さんご存知でしょうか?

聴覚障がいのある方から、普段から「聴覚障がいがある」と示せるスカーフを当事者が備えておくことの重要さや、
避難所では手話が出来る人が一目でわかるととても安心できるということを伺いました。

その話を聞いた頃、私が所属する消防団運営委員会が開かれたので、聴覚障がいのある方たちの声として伝えました。

今年に入り開催された第1回 品川区消防団運営委員会(2019年3月22日)で、
「聴覚障がいのある方が情報を得られるように、消防団として手話の講習を行った。」と報告がありました。

「聴覚障がいのある方たちに向けた取り組みが一歩進んだ!」と評価する反面、気になることも浮かびました。
例えば、講習の対象や開催頻度、当事者の方たちが求めていた「手話が出来ます」と一目で分かるような目印などの対策です。

委員会終了後に大井消防署警防課長に伺いました。
2018年度に始まったばかりの事業だということで、聴覚障がいのある方が孤立しないための対策、配慮の充実を求めました。
そして、是非、当事者に声を聞いてほしいと要望をしました。

大井消防署警防課長や署員がとても良い反応で関心を持って答えてくれていたので、聴覚障がいの方に向けた支援が今以上に進むように注視していきます。

聴覚障がいのある方は、サイレンや非常用ベルも聞こえないために発災に気づきにくいことや、普段の生活ではクラクションに気がつかず危険な目に遭うことがあると聞きます。

普段の生活で何気なく利用している物全てにおいて、
障がいのある方たちに向けた配慮がされていたら、誰にとっても今より暮らしやすく安心できる生活がおくれる社会になるのだろうと考えます。

さまざまな立場にある皆様からの声を引き続き、区政へ届けていきます。
皆様の声を田中さやかにお寄せください。

(たなか・さやか)

第1回 品川区消防団運営委員会を開催https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/shinagawaphotonews/shinagawaphotonews-2019/20190325121327.html

 

これだけは知ってほしい!聴覚障害のある人たちの悩み – 記事 | NHK ハートネット
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/46/