いじめ予防教育「CAPプログラム」が縮小

2017年11月1日 17時28分 | カテゴリー: 活動報告

品川区議会第3回定例会が10月19日に閉会しました。

私の所属する区民委員会に付託された「品川区地域資源活性化事業補助制度」に関する補正予算に、品川・生活者ネットワークは反対をしました。

本事業への補正予算の執行に補助金交付要綱に照らしても、要件を満たしていないと判断しました。詳細は品川・生活者ネットワークのホームページ「第三回定例議会終了のご報告」をご覧ください。http://shinagawa.seikatsusha.me/blog/2017/10/23/4614/

 

また同定例会の会期中に2016年度決算の特別委員会が開催され、同僚の吉田ゆみこ議員と分担して款別審査に臨みました。

私は以下の項目について質問をしました。

【総務費】

・各地域で作成されている避難所マニュアルの充実について
・監査報告を受けた項目について、改善したことを行政内部で共有するしくみと、改善報告書(監査報告措置報告)の区政資料室以外にホームページに公開することを提案。
・突然の解散選挙の場合、障がい者の投票への移動支援や同行援護の給付について

【産業経済費】

・第3庁舎に設置されるオアシスルームに、庁舎利用の親子に向けた新しい利用枠を提案
・市民が行った『松葉のダイオキシン調査報告』から、最も発がん性が高いとされているベンゾピレンの濃度が品川区と大田区エリアで、非常に高濃度で検出されたことが明らかになったデータを示し、ゴミの焼却についてプラスチックの分別対象の範囲拡大を提案
・桐ケ谷斎場での排気状況を区で把握するように再度要望
・雨水タンク設置後の活用状況調査を提案

【教育費】

・給食食材放射性物質検査の継続および単体検査を要望
・監査報告、指摘事項の中で、学校での毒物劇物管理の再発防止がされていないことを指摘し、監査報告の活かし方の改善を提案
・いじめ防止対策の一つ、CAPプログラムの授業時間縮小は、権利教育上必要性が高く見直しを提案
・子どもへの影響を把握したうえで、校庭の人工芝生化が検討されるよう提案
・発達障がい・LGBTについて、子どもたちに直接かかわる教員にこそ知る機会の提供が必要と考え「教員等の研修計画」の改善を要望。

 

項目の中から「CAPプログラムの授業縮小について」報告します。

いじめ予防教育として3年生と5年生の市民科授業の中で行われてきた「CAPプログラム」が、2016年から3年生だけに行われる授業へと変更になりました。

CAPプログラムは、子どもたちが「権利」について学び、いじめ・誘拐・性暴力などのさまざまな暴力が「人権侵害」であり、自ら身を守るすべを身につけること、そして権利を守ることは「自分の命と友達の命を守ることに繋がる」ということを学ぶ参加体験型プログラムです。

品川区では、子どもが自ら命を絶ってしまいました。子どもたちが、「権利」を学ぶことから、命を守る方法を学ぶことができるCAPプログラムは、品川区にとって重要な授業の一つであり、継続していくべきと要望しました。

(子どもの権利条約 日本ユニセフ協会 特設 https://www.unicef.or.jp/crc/ )

区教委からは、5学年時にCAP授業で縛ることをやめ、学校がCAPプログラムに変わるいじめ防止対策について自由に検討し学ぶことが出来るようにしたと説明されました。
さらに学校が希望をするならばCAPプログラムを継続する事や、5年生に限らず学年数を増やす事も可能だとのことです。しかし、その場合のプログラムにかかる予算措置についての説明はありません。学校として予算が削減されれば、別途費用のかかる授業は困難ではないかと危惧します。

2020年開催のオリンピック・パラリンピックに向けて品川区独自で作成した「ようい、ドン!しながわ」という教材が2017年度から5~9年生に配布され、市民科を中心に活用されています。今後は1~4年生にも配布される予定です。
授業時間数が限られているなかで、オリンピック・パラリンピック教育が追加され、いままで行われてきた授業が削減されている現状は明白です。拙速に判断することはできませんが、子どもたちの学びの場の変化を今後も注視していきます。

ご意見を田中さやか、品川・生活者ネットワークにお寄せください。お待ちしています。