武蔵小山周辺再開発(小山3丁目)説明不足のままで都市計画決定は認められない!~子どもを含めた地域住民の声~ 号外ニュース添付しています
武蔵小山再開発で起きている問題点については、これまでに何度もHP等でお知らせをしてきました。
(→武蔵小山再開発で起きている大問題!~地権者・準備組合員に情報が届かないまちづくり~)
地権者を含めた地域住民へ十分な説明や情報開示がされないまま、準備組合は品川区に都市計画決定を求めて資料提出を行い、品川区は、「提出書類に不備がなかった。」として認可をしました。しかし、実際には品川区と準備組合は重大な瑕疵ともいえる地権者への”不適切な対応”を繰り返しており、それは改善されていません。
東京都で認可がされてしまうと、地権者は住まいの権利を失ってしまいます。
十分な説明等がないままに地権者は居住権利を奪われてしまう危機が迫っているため、住み続けられるまちづくりをめざす品川区民の会副代表を務めるいながき孝子と共に、定期的に武蔵小山駅前で再開発問題を周知する街頭遊説を行っています。
遊説時に配布している号外ニュースは以下となります。
遊説を行うたびに、「再開発のことを知りたかった!」と、多くの方が号外ニュースを求めて声を掛けてくれます。
小学生からも声が届いているため、以下、ご紹介いたします。
「おじいちゃんが再開発地域に住んでいる。けれど、何も情報が分からないみたいです。おじいちゃんは困っているけど、もう諦めているのか何も言わない。
その姿を見て、僕のお母さんが、”ちゃんと説明もないのに、今、住んでいる場所から追いやられるなんて信じられない!おかしい!!”と、おじいちゃんのことを想っていつも怒っています。今、マイクで”再開発のことを話している”と聞こえたから情報を知りたくてニュースをもらいに来ました。お母さんやおじいちゃんに知らせます!!」
「再開発と聞こえて”ピーン”ときたので、話を聞きに来ました。
最近、好きなお店がどんどん閉店して無くなっています。まちの様子が何かおかしいと感じていました。何か変だぞと思っていたら、”再開発”という声が聞こえたから、これが原因かと思いました!号外ニュースを読んで自分自身も学んでみたいと思います。」
再開発は大人だけの問題ではなく、子どもの環境にも大きな影響を及ぼします。
子どもは敏感に街の変化に気付いています。子どもたちにも十分な説明が必要だと感じました。
【学区域変更が起きる可能性もある】
再開発当該地域である小山3丁目の学区域は、以前は小山小学校でした。
駅前再開発の影響を受け、現在は後地小学校へ変更となっています。
しかし、今回の再開発完了時期とされている2033年(令和15年)には、後地小学校で教室が不足するだろうと予測数値が学時制度審議会 答申で示されています。
学校改築計画が示されていない小山台小学校が、次の学区域になるだろうと推察します。

学時制度審議会答申P19~20参照

学時制度審議会P20
保護者からは、「再開発によって子どもの数は増えても、子どもが過ごせる場所が増えず行き場に困っている。ママ友の中には、再開発がさらに進むようなら引っ越しも視野に入れているという人もいる。」「きょうだいを育てているので学区域が変わるのは困る。」などの声も聞こえてきます。
地域住民に情報が届かず、地域住民が置いてきぼりにされる再開発・まちづくりは、本来あるべき再開発とは異なります。
武蔵小山周辺で起きている再開発がいかに異常かは、”住み続けられるまちづくりをめざす品川区民の会”がHPで公開している
東京都都市整備局へ届けられた地域住民の陳述書からも読み取れます。
(→ 住み続けられるまちづくりをめざす品川区民の会 口頭意見陳述の内容記録)
私としては、環境問題の観点からも超高層型の再開発には反対の立場です。
超高層型の再開発では新たなヒートアイランド現象を発生させてしまうリスクがあるなど、気候危機対策に相反する事業です。
(→ 地球が「新たな現実」に突入、気候に関する最初の転換点への到達で 報告書 CNN)
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田中さやか