川崎市子ども夢パークへ行ってきました〜品川区から子ども若者が希望を持てる社会へ変えよう!①〜

2023年7月15日(土)3連休初日に、品川・生活者ネットワーク子ども部会メンバーと共に、川崎市子ども夢パークへ行きました。

壮大な敷地と施設で子どもを迎える夢パークは、子どもの権利が体現できる場所です。
そして、≪子どもの権利≫が書かれた看板が至る所に設置されているなど、子どもの権利を知る工夫が見られました。

「夢パークをつくり続ける会」の会議にも参加をさせていただきました。(その場にいる誰もが参加できます!)
夢パーク20周年に向けて建設中のタワーの進捗報告や、夢パークの日常を映し出したドキュメンタリー映画「ゆめパのじかん」を20周年記念に夢パークで上映することに、子どもたちから意見が出ていること等、お話を伺うことができました。

会議にはもちろん、小学生も参加しています。
自転車の置き方について大人が「困ったね、改善するにはどうしたら良いだろう?」と話し合っていると、
「自転車を置くのはここまで。飛び出して置いたらダメだよって、地面に印をつけたらいいんじゃない?」と、小学生が意見し、「それならみんなが分かりやすいね!」とみんなで納得する場面がありました。

川崎市では、2001年に「かわさきし子どもの権利条例」が制定され、11月20日には「かわさき子どもの権利の日」として、様々な企画が実施されるそうです。
条例があることにより、条例を根拠に予算が付き事業が遂行されます。
また、条例がある限り、首長が変わっても事業等は継続・改善されていきます。
子どものための施策を進めるための根拠をきちんと条例で示すことは、とても重要なことなのです。

東京都では2021年に子ども基本条例ができ、国では2023年5月にこども基本法が施行されました。
この状況を踏まえ、子どもの権利条例制定に向けた動きが23区内でも起きています。
品川区でも子どもの権利条例制定が、子どもや市民主体で進むように注視したいです。

◎夢パーク初体験の子どもの様子◎
子どもたちは夢パークに着いた瞬間から、泥だらけになりながら遊びに集中していました。

メスのクワガタが道路をお散歩。
虫好きな子が、虫が少し苦手な子に「可愛いよ!」と、採って見せてあげていました。

 

「僕の足跡、ずっと付いてくる!!」

 

◎夢パークに一緒に行ったメンバーの感想◎
夢パークでは、いろんな遊び道具や泥、水、などを使う中で、子どもも大人も自然に遊び仲間となり、コミュニケーションをとっている様子が印象的でした。

リーダーシップを取る事が得意な子は、自然とリーダーシップを発揮し、補佐するのが得意な子は自然と補佐にまわり、それぞれが自分らしさを発揮しているように見えました。

ハンモックのような遊具では、新入りの仲間をみんなで協力して、上に乗せて仲間に入れていたり、子ども達の間で自己紹介しよう、となり、みんなで名前や学年を言い合う姿なども見れました。

このような子ども達の姿が見れるのは、きっと、携わる大人の方々が、子ども達を管理しようとしないで見守るようなまなざしを向けているから、なのかな、と感じました。

子どもは、大人のまなざしを敏感に感じ取るのですね。
私は自分が関わる子ども達に、どんなまなざしを向けているのだろうか、と考えさせられる1日でした。
貴重な体験をありがとうございました。

子どもが自身に自信をもち、私らしく生きられる社会をつくりたい。
そのためには、誰もが認め合える安心できる場所を各所につくることが必要です。
品川区内からひろげていきたいと思います。