マタニティブルーになんかなっていられない! 2015政策発表集会〝私の決意”
- 12月20日、私、田中さやかが区政へのチャレンジを改めて決意する場、「品川・生活者ネットワーク2015区議選政策発表集会」(於:スクエア荏原大会議室)を無事、終了することができました。
当日は、時折、横殴りの雨に打たれるような生憎の空模様でしたが、「品川ネット設立20周年」ということもあって、これまで長きにわたって生活者ネットワークの活動を支えてきてくださった方、ネットワーク運動の意義を理解してくださってる共に歩んで来られた方たちの参加を得ての開会です。
第1部では、
まず品川生活者ネットワーク20年のあゆみ、実現してきたことなどを学び、その後、基調発言にたってくださったのは、ネット元都議会議員の池田敦子さん(北多摩2区選出)です。生活者ネットワーク初の都議として活躍した1980年前後の都議会の実態、ミニ国会と言われる行政主導が当たり前だった都議会でどのように「政治を生活の道具」に転換していったか、合成洗剤禍への対案:石けん運動から始まった飲み水の安全と下水道事業問題、55万都民が求めた食品安全条例制定直接請求運動を共に行い、都議会で全面的に、会期を超えて闘った池田さんの勇姿、10年余を経て条例実現を勝ち取ったことなど驚くべき裏話(!?)とともに、市民政治の実践とはどうことなのか、お聞きする機会となりました。
池田さんのお話でしっかり学んだこと。それは、今回の私たちの選挙スローガン「大事なことは市民が決める」に関して。池田さんは、飲料水の安全を求めた活動の中で「市民による水質調査など調査活動など市民提案を裏付けるデータを示すことの重要さ」とともに、そもそも「その時に、市民にとって大事なことは何なのか」「何が不都合で、何を、どう変えていきたいのか」「その要望は、本当に市民の意思なのか」、そういうことがもっとも重要と話されたと、私は理解しました。
先に開催された東京・生活者ネットワークの政策発表集会(10月25日)で、元我孫子市町の福嶋浩彦さんは、「人口減少社会と市民自治」を取り上げられ、これまでとは違って「量より質の向上を。でも、市民要望をすべて揃えようとすれば次世代につけを残す。だから大事なことは何か、何をやって、何をやめるか選択することが必要で、その選択をするのは市民でなければならない」「でも、何をしたいかは一人ひとり違っている。だから合意をつくっていくこと、その合意で社会をつくること。そういうことが大事」「それが市民自治だし、議会こそが市民から始める社会の意思をつくっていかなければならない」と話されました。
市民の不都合、困難を掘り起こし、それら困難や課題を実態調査やデータで示して政策化していく、議会や行政と市民が一緒になって決めていくことが大事。それって生活者ネットワークがやってきたことだ! と納得できましたし、元ネット都議の池田さんのお話をじっくり聞いて、「ネット運動、私、やっぱり好きだな」という気持ちを新たにしたのでした。
第2部では、
初めに、ネットが活動連携する環境・福祉子育て支援などのNPO、障がいがあっても共に暮らす地域づくり、食・まちづくりに力を注いできた運動グループなど多様な皆さんからの応援メッセージを頂き、その中には、私の区政へのチャレンジを全面的に支えてくれる「田中さやか応援勝手連:ママ・パパ会」からのメッセージもあって、本当に有難い気持ちと、ますます頑張らなきゃ!と、やる気を頂きました。続く2015政策発表の後は、いよいよ候補予定者の決意表明です。品川ネットの、もう1人の候補予定者、生活クラブ運動に裏付けられた吉田さんのアピールに圧倒されつつ、私も決意を話しました。
私は、改めて今日までのあゆみを話したのですが、話しながら過去を振り返り、感慨深い気持ちになりました。
東日本大震災が起き、福島第一原発事故が発生し、事故はチェルノブイリをも上回る史上最悪の原発災害となったこと。東京も大変な被ばく地域になってしまったこと。とにかく情報を集めて家族や友人たちに発信し、大事な人たちを、とくに子どもたちを守ろうと必死だったこと。私の発信を聞いてくれて、気をつけてくれて、同じ様に動き出してくれた仲間たち。一方で、それを聞き入れたくない方、心配しても始まらないといった、私の行動に否定的な方たちもいたこと。子どもや、大事な人たちを守りたい、そのための行動や働きかけがどうして否定されたり、面倒はもうやめたらと言われてしまうのだろうと苦しかった日々。それでも、子どもたちを放射能から守るためには、行動するしかない。そして発信するからにはキチンと一貫して行動しないといけないと考えて、デモや署名活動に積極的に参加し続けてきたこと。
それらの行動の中で、品川ネットの現職・井上八重子区議と出会ったこと。生活者ネットがその設立以来、反核・反原発を貫いてきたことを知りました。そして、今年の夏前に、区政へ挑戦してみないかと声を掛けてくださり、今日の政策発表集会を迎えたのでした。
声を掛けて頂いた時は妊娠がわかったちょうどその時で、第1子の妊娠時に「切迫早産」で自宅安静と入院でほぼ動けなかったことや、私の家系の遺伝因子で、男児を妊娠した場合「先天性免疫不全」で生まれて来る可能性が否定できないことを伝え、せっかくのお話だったのですが、始めのうちは断っていました。それでも井上さんは諦めずに何度も何度も話しに来てくれて、そういう子育て世代、当事者の政治参加の大事さや、私が妊娠・出産と選挙に対し持っていた不安を一つ一つ取り除いてくださり、私が、きっと元から持っていただろう「やってみたい!」を引き出してくれたのでした。始めの声掛けから約3カ月後の決意でした。
あの時に断っていたら、きっと今頃、私は後悔していたに違いない、諦めずに何度も声を掛け続けてくれた井上さんやネットのみなさんには、本当に感謝しています。多くの方が、最初は「妊婦さんが政治に参戦するなんて」と思われるかもしれません。でも「ひょっとして、それほどたいへんな事態なの?」と政治に興味を持ってもらえるのではないかと、私だから発信できることも多いはず。私がチャレンジすることで、政治への関心を深めてくださる方、とくに一番身近な区政こそ、大事な政策転換の場であると理解してくださる、そういう方を増やしていけたらと思っています。
子どもたちを放射能から守ること、右傾化する国の動きから子どもたち、私たちのこれから、未来を守るためには市民の政治参加は必須です。そして選挙こそが制度に則った民主主義を実践できるステージです。ですから、私はしっかり今一歩前に出て、ネットの、田中さやかの提案を発信し、行動していきます。長くなりましたが、今日の政策発表会は、改めて自分自身を奮起させる大事な場となりました。
これからますます頑張っていきたいと思います。田中さやかは、武蔵小山、大井町などを拠点に駅駅で政策提案をお話ししています。皆さんどうぞ、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m!!!そして、お目に留めていただいたときは、ご意見を是非お寄せください。<たなか・さやか>