11月26日 初めての「一般質問」に臨みます

「すまいるスクールの意見交換会」では利用者ならではの疑問や課題が明らかになりました。意見を一般質問に活かしました。(2015.10月10日ネット事務所)

1126()から、品川区議会第4回定例会が開会します。そして、同日5番目に、初めての一般質問に、品川・生活者ネットワーク私、田中さやかが登壇します。

ここ数日、質問のために、行政職員にヒアリングしたり、議員にも入手することができない文書・資料などを情報公開請求したりと、質問づくりの日々を過ごしてきました。16()には質問項目の通告を済ませ、2日後には質問原稿を行政側に提出するという議会ルールに則り、原稿のまとめをしているところです。

質問項目は以下5点に絞りました。

前回の吉田議員の一般質問に続き、移動教室や林間学校についてなど質問したいことは他にもたくさんありますが、次から次と湧いて出る問題の中から喫緊の問題を選んで、この5項目としました。

1)給食の食材料規格について

1)給食食材の放射性物質検査について

1)すまいるスクールの制度変更に伴う具体的な運用について

1)いじめ防止対策推進条例と、義務教育学校について

1)改訂版配偶者暴力対策基本計画の取り組みについて

いじめ防止対策推進条例と、義務教育学校については、第3回定例会の時に反響の大きかったすまいるスクールや区立保育園などと同様、突然の条例提案・条例改正という暴挙を区は行おうとしています。またしても、突然の上程で、「審議は議会のみで行えばよし」という姿勢に憤りさえ覚えますし、「根本的なところで間違っている」と指摘せざるを得ません。

さて、先月10月末に、来年4月入学の学校希望申請が済んでいます。小学校を小中一貫校に決めた保護者は、<来年4月から小中一貫校が義務教育学校に変更になるかもしれない?!ことを知る由もありません。とても気がかりです。これまで、どこにも報告の場は設けられず、116日に行われた一部の議員が出席する「議案説明会」という場で、初めて区から公表されたのですから・・・驚きます。どうして区は、品川区に暮らす市民の声、利用者の声を聞こうとしないのでしょうか? 

これでは情報公開以前です。地方主権・市民主権に逆行する、この、究極の行政主導、トップダウン体質については、前区議・井上八重子からの引継ぎ事項でもあり、今回の一般質問を含め今後あらゆる場面で「市民参加のまちづくり」の重要性を求めていきたいと考えているところです。

それにしても…チェック機関である議会(議員)が、このように早く、質問内容(全文)の提出を強いられるのはなぜなのでしょうか? 事前に質問内容を提出することで首長や行政答弁を円滑にしたり、また政策提案と行政施策とのすり合わせへと発展できる・・・よく解釈すれば、そうした流れなのだとは思います。議員になる前は、本会議一般質問は、もっと丁々発止で行なわれているのだろうと想像していたこともあり、思うところの多いこのごろです。

議員になって3回目の定例会が始まります。26日は、私にとっては初の一般質問登壇です。まずは有言実行!です。本会議一般質問の場を有効に使い、委員会質疑でのフォローや市民意思を直接、間接に議会や行政に届ける、そういうサイクルを大事にして、子どもや市民のパイプ役を果たしていこうと思っています。

皆さんぜひ、1126日の一般質問を聞きに来てください。「えぇ~?!そんなことになっているのー?!」と、驚かれるような内容もあるかもしれません。

議会傍聴手続きは簡単ですし、区内外のどなたでも可能です。お散歩がてら、ご用事の合間でも、議場に運んでくださいね。<たなか・さやか>