子どもと教育を考える連続講座「プレ企画」~子どもの学校生活を自由に語り合う会~

2016年5月20日 09時55分 | カテゴリー: 活動報告

CIMG4687トリミング5月17日に荏原第4区民集会所を会場に、子どもたちの学校の様子を自由に語り合う会を、品川・生活者ネットワーク子ども部会の主催で開きました。この日は生憎の雨にもかかわらず、子どもたちのことを話し意見交換をと、お母さんたちが集まってくれました。

品川区の公教育は学校の通学区域自由化(1999年~)から、特徴ある学校づくり、小中一貫施設一体型学校の建設、4・3・2制の一貫教育、そして今年四月からは義務教育学校設置と、目まぐるしく変化を続けています。そこには肝心の子どもたちの目線に立つ姿勢は見られません。また、教師、そして、子どもたちの親の議論の場も用意されていません。

そこで、品川・生活者ネットワークでは、「子どもと教育を考える連続講座」として6月18日(土)と7月16日(土)の午前中に、大井町きゅりあんを会場に、品川区の公教育を考える連続講座を企画しています。

第1回は6月18日(土)きゅりあん5階第2講習室で10:00~12:00です。講師に教育社会学がご専門の藤田英典さん(共栄大学教育学部教授)をお迎えします。

単独校と義務教育学校が存在する品川区の公教育について、私は個人的にも違和感があり、公教育の格差につながっているのではないかと懸念しています。
藤田英典さんは、教育改革国民会議委員(2000年)や中央教育審議会・義務教育特別部会委員(2005年)などを歴任されていますので、多角的な視野で「品川区の公教育」についてお話が聞けるものと期待しています。品川区の教育を一緒に考えてくださるみなさん、学校に子どもさんが通っている保護者の皆さん、ぜひご参加ください。

話をもとに戻しますが、連続講座の前段として、子どもたちの生活や学校での様子がどんなふうなのか、まずは知りたいと思い身近にいるお母さんたちに声をかけました。参加してくれたのは小学校児童のお母さんや塾の先生です。自己紹介の後、子どもたちの気になることや、困ったこと、学校生活の疑問、学校でよかったと思っていることなどを思い思いにポストイットに書いて、発表しあいました。CIMG4689

私自身が小学生の「親2年生」なので、話を聞いてみるまでは、単独校であればどこも同じようなものかなと思っていましたが、学校により、休み時間の使い方や力を入れている教科の違いに、「こんなに違うのか」と驚きました。

そして、当たり前ですが、意見の違いもありました。一例を紹介すると、品川区だけが全国で唯一、小学生に防犯ブザー付携帯「まもるっち」を無償で支給、これに、有料ですが、別途申し込むと通話・メールも可能になることについてです。この「まもるっち」については、参加者の意見が分かれました。

「3.11の時に、子どもの安否確認ができて本当にたすかった」

「安否確認など、もしもの備えや家族間での連絡のツールに利用するのはわかる。しかし現在の機能が、通話やメール登録を10人まで増やせるため、子どもが、友だち同士で登録している。子どもたちの連絡ツールになってしまうのは、本来の目的とは違うのではないか」

「携帯を持たせたいのであれば、各家庭でやるべきことで、行政がそこに立ち入るのは税金の使い方として疑問がある」

「小さな子どもたち(特に低学年)への電磁波の影響も心配。『電磁波の影響を避ける注意』が小さく書いてあるが、きちんと周知・指導がされているのか不安がある」

一つひとつの事例に、それぞれの考え方があり、「確かにそうだ!」「そんなこともあるのか!」と、たくさんの情報を共有できたことは、とても有意義でした。

「子どもと教育を考える連続講座」に先駆けて開催した今回のプレ企画。あっという間の2時間で、皆さんまだまだ話し足りない様子でした。私が初めて知ったことや気になったことも見つかりました。このような情報交換の機会をたくさんつくって、子ども部会として、お母さん、お父さんたち、地域の人たち、なにより子どもたちの意見を聞けるような調査活動ができるよう、これからも工夫していきたいと思います。<たなか・さやか>