切れ目のない品川版ネウボラネットワーク。本当にそうなってほしい!!

2016年4月4日 22時51分 | カテゴリー: 活動報告

IMG_2165妊娠・出産・育児の切れ目の無い支援を実現するために始まった品川区版ネウボラネットワーク。妊産婦と乳児のケアを充実させる事業として、2016年度から「産後の家事育児支援ヘルパー等の利用助成」「一時保育・ショートステイの拡充」「ホテルを活用した産後ケアのモデル実施」が始まります。

1歳になったばかりの子どもを私自身が育てているため、このネウボラ事業にはとても関心と興味がありました。当事者であるからこそ、妊産婦や、子育て中の母親が求めているケアを、行政へ伝える事が出来ると考え、予算審議の項目に取り上げました。

質疑の前提として「プレス発表資料」ではわからない細かな部分を事前に行政に聞き取りをしました。妊娠・出産・育児の切れ目の無いしくみを整えることを目的にしているのに、ネウボラネットワークを調べていくと「所管が違う」と何度も電話をまわされ「切れ目」を感じました。利用者の方には一つの窓口で、切れ目の無い支援提供が出来る様に連携をして欲しいとまずは要望をしました。

事業の概要は「産後の家事育児支援ヘルパー等の利用助成」産後の母親に対して、家事育児支援、相談対応、産婦の心と体のサポートなどを行うもので、委託事業者は一般社団法人ドゥーラ協会です。

この助成が受けられる対象は、生後6か月以内の乳児の母親(出産した母親)で、一人あたり年間10時間までの利用で1時間上限1000円の費用助成が受けられます。
2016年度の利用を区は150人と見込んでおり、一人当たり助成額が1万円として150万円の予算額です。

助成時間の10時間の根拠を質したところ前述の委託事業者への依頼実績が10時間程度とのこと。しかしそれが妥当かどうかは不透明です。利用ニーズによって柔軟に対応することを求めました。妊産婦相談員・一か月訪問指導員・家事育児支援ヘルパーは、それぞれ違う所管から支援に当るため、当然、人が変わります。その時に、その都度、都度に同じことを繰り返し、利用者が説明をしなくて済むように、情報共有を図り対応するよう要望しました。

「ホテルを活用した産後ケアのモデル実施」は民間ホテルを利用し、落ち着いた空間で産後のケアを実施し母親の不安を解消するとともに、産後の母体管理やリフレッシュする機会を提供する事業です。

授乳や育児に不安があり、家族などの支援が得られない区内在住の初産後の母親と生後60日未満の乳児が民間ホテルを活用してケアを受けることができます。
一日一組(月~木 午前11時~午後3時)4時間の利用で、費用は4,000 円程度(ルームサービスによる昼食代含む)。.

この質疑に当って、品川ネット内では「なぜ、初産限定なのか?」「家族の支援がある環境にいる母親でも、排除しなくてもよいのではないか」「産後2か月の母子が外に出歩くのはとても大変ではないか」「たった4時間で乳児の発育チェックや、母体のケア、食事などを行うのは詰め込み過ぎて母親はゆっくりできるのか?」など様々な意見がありました。

これらの内容は質疑の中で、他区の様に助産施設でのショートステイを検討したが、適当な施設が見つからずモデルとして民間ホテルの活用を選択してスタートすること、事業の対象は初産の母親に限らない事などもわかりました。『今後、利用者の声を聞き、事業内容も柔軟に対応していきたい』との答弁を得ました。

はじまったばかりのネウボラネットワークが充実するように、利用者の声を届けることは重要です。
「こんなことがあったら嬉しいな!」「利用してみたけど、ここは改善してほしい」など、要望や声を是非、区や、私たちに届けてください。<たなかさやか>