品川子育てメッセ2015 開催される!

116日、きゅりあんを会場に「子育てメッセ」が、今年も盛大に開かれました。

この日、10時から第1回消防団運営委員会に出席した後に、同僚の吉田ゆみこ区議ときゅりあん会場に足を運びました。本当は息子(9カ月)と一緒に来たかったのですが、公務の後で、午後にはまた別の用事があったため、子ども連れでの参加はあきらめました。

会場の中も外も、マタニティや子育て中のママやパパと小さな子どもたちで溢れていました。半年もかけて準備をされてきた皆さんのパワーを感じずにはいられません。そして回を重ねるごとに、品川区内外の参加が広がっているのだろうなと想像していましたが、実際に赤ちゃん連れの3000人もの人が集う会になったと聞くと驚きです。スタッフの皆さんや出店をされた皆さんお疲れさまでした。

品川子育てメッセ⇒http://s-messe.com/

子どもをおんぶしながらステージに立ち、音楽を奏でるお母さんや、子どもたちの食の安全と、健やかな成長のために身体にやさしい安心フードを販売するお母さん、大きなお腹でお腹の赤ちゃんと共に元気にお店をアピールしているお母さんの姿など、子育てメッセの会場の中には、子育てと自分の好きなことを両立させ、楽しみながらがんばるお母さんたちの逞しく、キラキラ輝く美しい姿をそこここに見ることができ、「私も負けていられないぞ!」と、たくさんの刺激を受けました。

同時に、そこに集う多くの子どもたちや保護者の方たちを目にすると、やはり待機児童の問題が頭をよぎります。来年には大型保育園が開園されるなど区も対応をしていますが、待機児が解消されるまでには至らないことは誰もが承知しています。

私自身、来年の保育園入園に向けて保育園選びのために見学にも行っていますので、保護者の皆さんのたいへんさがよくわかります。

保育園の見学では、生まれて間もない赤ちゃんを連れ見学に来ている方や、生まれる前の大きなお腹で見学に来ているお母さんともよくお会いします。そして、「出産前から出産後の仕事復帰のことを考え、保育園を何園もまわり、不安に押しつぶされそうになる」といった声もよく聞かれます。

子どもを宿したお母さんが、余計な心配をせずにマタニティ期間を豊かに過ごすことができ、子どもが誕生してからも、焦って保育園をまわる必要もない、ゆっくり体を休め、子どもとのタイミングで保育園などの施設に子どもを預けることができる・・・・・・、そんな環境が整うようにしていきたい、と強く感じています。

子どもの数が減るから保育園はつくらないといっていたのが10年前。しかし、実際には、品川区の就学前児童数は増えており、若年世代の就労が必須の時代と相まって保育園増設は喫緊の課題となっています。子育てしやすい品川を売りにしていることは、施策と相まっているのであればステキなことですが、大型マンション建設を誘致・誘導する区の施策の一方で、当然ながら待機児童を生む帰結には、さしたる工夫も保育環境整備も追いついてはいません。品川を選び住む人のことを本当に考えて、中長期を見据えたまちづくりを展開してほしいものです。

小学生と乳児を育てる子育ての当事者である私の役割は、子どもを取り巻く環境、子育て世代の状況に焦点を当て、多くの子育て当事者や子どもたちの声を行政に届け、子育て・子育ち環境が改善する施策を充実させていくことだと、子育てメッセ2015を訪ね、改めて意を強くしたところです。<たなか・さやか>